ふくらはぎの不調の問題
ふくらはぎの不調が生む負の連鎖
ふくらはぎは血流を流す第2の心臓ですが、この筋力が低下するなどして、ポンプの機能
が低下すると血流が悪くなります。血流が悪くなると、体内では、食べ物を分解すると
エネルギーが生み出され、その際に熱が生じて体を温めますが、その熱が体の隅々にまで
届けられなくなります。さらに、血液自体も冷え、その冷えた血液が全身をめぐることで
胃腸などの臓器まで冷たくし、機能を低下させてしまいます。血流の悪化は様々な体調不良
を誘発し、負の連鎖を生み出してしまいます。
体が冷えると、さらなる負のスパイラルに
血流の悪化は、他にも、筋肉を硬くさせて血流のさらなる悪化を招いたり、老廃物の蓄積
により新陳代謝や免疫力を低下させたりします。
何より問題なのが何といっても冷えです。血流が悪くなると冷えるわけですが、体が冷え
を感じると、脳が熱を逃がさないように指令を出し、血管を収縮させてしまうのです。
その結果、さらに血流が悪くなるという負のスパイラルに陥ってしまいます。
体を中から温め、血流を改善させるには、栄養のある食事を規則正しく摂ることはもちろん
ですが、適度な筋肉運動も大切です。筋肉は大量のエネルギーを使って動き、その際に熱を
放出します。とはいえ、日頃運動をあまりしない人が突然運動をしても、なかなか筋力は
アップしませんし、逆に使いすぎて筋肉が硬くなってしまうこともあります。
外から温めてあげることがもっとも気軽にでき、かつ即効性が期待できます。入浴はもちろん
時間がなければ足湯でもかまいません。日頃からマッサージでふくらはぎを温め、血流を
よくしておくが、万病を防ぐことにつながるといえます。