驚きの人体 その3 不思議でためになるお話
火事場のバカ力は実在する!
骨格筋は、関節を挟んで骨の両側に対になってついてます。
一方の筋肉が緩むと、反対側の筋肉がその反動で伸びます。
これによって関節が曲がる仕組みになっています。
骨格筋は力持ちではありますが、普段は防御本能をセーブし
ているため、半分にも満たない力しか出していないのです。
ところが、災害などのいざというときにはアドレナリンや副腎皮質ホルモン
が大量に分泌され、興奮と緊張、鎮静作用などによってセーブ機能が解除
されるためにすべての筋肉が使用可能となります。これが、いわゆる
「火事場のバカ力」です。
成人男性では200㎏を持ち上げるだけの力が出ると言われています。