驚きの人体 その5 不思議でためになるお話
たんこぶはどうしてできるの?
頭をぶつけたときに「たんこぶ」ができますが、これは
静脈が破れて出血した状態です。つまり、内出血を起こしているということです。
膝などをぶつけたときには、皮膚の下に筋肉などの柔らかい組織があるため出血
して溜まった血液は筋肉を圧迫して青あざになります。
しかし、頭は皮膚の下が骨という硬い組織で筋肉がないために行き場を失った
血液の固まりは皮膚を押し上げて外側に膨らむしかない。
したがって、「たんこぶ」は頭にしかできないのです。出血は心臓が血液を
送り出しているから起きるので、かりに心臓が止まってしまうと「たんこぶ」
もできないのです。