驚きの人体 リンパ編-2
2022年06月12日 17:22:37
リンパは病気から体を守っている
リンパのネットワークが活動していると、免疫機能が高まり、細胞の
再生力が向上。リンパは、体内のリンパ液を運び、老廃物を排出します。
病原菌から体を守る防御システム
リンパの働きで大きなものは「免疫機能」です。
リンパ節の役割は、菌が体内に侵入してこないように、「関所」
の役目をして、最終的に心臓や脳に異物や菌が流れ込まないように、
何重にもチェックを行っています。その「免疫システム」のお陰で
私たちの体は病気にかからないようにできています。
リンパ節は、「マクロファージ」もつくっていて、侵入してきた
細菌やウイルスをリンパ球が退治し、残骸などをマクロファージが
食べてくれます。
耳の下にあるリンパ節のグリグリが大きくなり、腫れて痛くなった
経験をもつ人もいると思います。免疫力の弱い子供のころは、細菌の
力が強まると、リンパ節の中で、リンパ球をたくさん作りだすために、
腫れあがってしまうのです。つまり、リンパ節が腫れるのは、リンパ球
が体内の細菌と戦っている証拠なのです。
リンパのネットワークが正常に活動していれば、私たちの体を細菌や
ウイルスから守ってくれ、老廃物もきちんと排出されます。常にクリーン
なリンパ液が体内を循環し、細胞もたっぷりの栄養を受けて、いきいきと
活動します。そのことにより、細胞の再生力が高まり、アンチエイジング
にもつながることになります。